神経毒性は、心毒性や肝毒性と並び薬剤開発中止となる主な毒性の一つです。MEA機器は、ニューロンの興奮による電気活動を細胞外の局所フィールド電位として記録することができ、高精度のデータを膨大に取得します。
各種ニューロン(ヒトiPS細胞由来も含む)に対し、MEA技術を用いた評価系を利用することによって、電気生理学的な薬剤応答のデータを多用量設定で取得し、解析いたします。また、既知化合物の分類に基づいた未知化合物の毒性、薬理作用を予測します。
24 well MEA plate
MEA上に培養した
ヒトiPS細胞由来ニューロン
b-tubulin III
Synaptophysin
PSD-95
Odawara et. al.,Sci Rep.,2016,6,26181
Odawara et.al., Sci Rep.,2018,8,10416
Yokoi et.al.,Front in Neurosci.,2019,13,554
細胞外電位波形
(MED64-Prestoハイスループット細胞外電位記録システムを使用)
マルチ電極から得られるラスタープロット
未知化合物がどこにプロットされるかによって、
どの化合物に近いか等の予測が可能。
化合物作用の類似性と相違性を予測可能
・ご指定のニューロンにおけるMEA計測に適した培養プロトコルでの培養。
・培養プロトコル(基板コーティング条件、培地条件、培養日数)も納品します。
A:ヒトiPS細胞由来ニューロン
B:ラット海馬または大脳皮質ニューロン
C:ご指定のニューロン(各社ベンダー様のニューロン、自社作製のニューロン)
・既知化合物、未知化合物を添加してMEA試験を実施。
・解析パラメータ86種類。
(スパイクの頻度、同期バーストの頻度、間隔、継続時間、変動係数等)
生データ、スパイクタイムスタンプデータを納品します。
・自社活動の経時変化(1週間毎)も付けて納品します。
・既知データに基づいた毒性または作用を、多変量解析(主成分解析、クラスタリング手法等)を用いて予測し、結果を納品します。
メニュー❷メニュー❶ | 既知化合物、未知化合物のMEA試験(vehicle+5 doses, n=6)内容:MEA試験を実施し、86種類の解析パラメータ、生データ、スパイクスタンプデータを納品します。 試験ニューロンをお選び頂けます。A:ヒトiPS細胞由来ニューロン |
メニュー❷ | 既知化合物、未知化合物のMEA試験+予測結果(毒性、作用機序)内容:上記メニュー❶の納品物に加え i) 多変量解析(主成分解析、クラスター解析)を用いた予測 その他の受託試験は、ご相談の上、実施いたします。 |
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株式会社テクノプロ テクノプロR&D社 |
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東北工業大学 |
本サービスは、MEAの第一人者であり、電極の開発からiPS細胞由来神経細胞での電位変化の記録および解析まで、幅広く世界的に第一線で活躍されている東北工業大学 鈴木郁郎 先生の技術指導を受けております。
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